増補版〈生活防災〉のすすめ 東日本大震災と日本社会
矢守克也著 ナカニシヤ出版 2011年7月1日刊行 A5判 107頁 定価〈本体1,300円 +税)
…超広域とは、国全体ということであり、超長期とは、日常(ふだん)だと気づく必要がある。すなわち、超巨大災害に対する支援や備えについて考えることは、見方を変えれば、ふだんの国づくりや社会のありよう、そして日常生活について考えること、つまり、まさに〈生活防災〉について考えることに他ならないのだ。今回、東日本大震災が発生した直後のこの時期に、本書の補強版を上梓した最大の理由も、この点にある。(「補強版へのまえがき」より) |