シリーズ災害と社会…1 災害社会学入門
大矢根淳・浦野正樹・田中淳・吉井博明 編集 弘文堂 2007年12月30日刊行 A5判 282頁 定価2,730円(本体2,600円+税)
我が国における災害の社会科学的研究は、1960年代以降の半世紀近い伝統と、実に豊かな知見を蓄積してきているが、さらにこのような最近の災害をめぐる環境変化の中で、阪神・淡路大震災をはじめ、その後も続発する国内外の大災害に真摯に向き合うことで発展してきた。21世紀初頭の今、それらを一度俯瞰して整理し、眼前の(あるいはまだ見ぬ将来の)災害に備えると同時に、災害現象をどう理解したらよいのかについて論じていきたいと思う。本巻はこのように時代と研究領域を自覚して企画されたものである。(本書 序より) |