日本災害情報学会では、故廣井脩初代会長(東京大学大学院教授)の志を継ぐ記念事業として、災害情報の分野で功績のあった個人・団体を表彰する『廣井賞』の授与を行っています。
 会員から推薦された候補の中から廣井賞表彰審査委員会で選考します。奮ってご応募ください。

▶公募

*対象は、災害情報分野の「社会的功績」、「学術的功績」、「特別功績分野」の3分野 で、うち「社会的功績」「学術的功績」は本学会員であることを原則とします。
なお、2021年度の廣井賞表彰規程改正により、特別功績が公募対象から除外されました。
*名誉・正会員からの推薦を募集しています。下記の規程と推薦要領をご覧の上、ご応募ください。
*推薦の締め切りは、毎年5月31日で、学会事務局宛に、所定の用紙でお願いします。
*推薦書様式は、下記からダウンロードできます。


◆日本災害情報学会廣井賞表彰規程 PDF形式LinkIcon

◆廣井賞候補推薦要領   PDF形式LinkIcon

◆推薦書     LinkIconWord形式  LinkIconform.pdf

▶受賞一覧


分 野 受 賞 者
2023 社会的功績(団体) 被災地での情報共有会議の定着等、平時・災害時の災害情報の新たな領域での取組
NPO 法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク

2022 学術的功績(個人) 中村 功 氏
東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科 教授
近藤 誠二 氏
関西大学社会安全学部 教授

2021 社会的功績(団体) 「地方整備局、管区気象台との合同記者会見の実施等、九州災害情報(報道)研究会の取組」
九州災害情報(報道)研究会

2020 学術的功績(個人) 及川  康 氏
東洋大学 理工学部 都市環境デザイン学科 教授

2019 学術的功績(個人) 高橋 和雄  氏
長崎大学大学院工学研究科インフラ長寿命化センター 名誉教授
★ 賞状(表彰理由) 
2018
 
学術的功績(個人) 金井 昌信  氏
群馬大学大学院理工学府環境創生創成部門准教授         
★ 賞状(表彰理由)
秦 康範  氏
山梨大学地域防災・マネジメント研究センター准教授
★ 賞状(表彰理由) 
社会的功績(団体)  「『ぼうさい探検隊』を活用した安全教育」
一般社団法人 日本損害保険協会
★ 賞状(表彰理由)  
「ローカルメディア等を駆使した地域防災活動・学校教育支援」
関西大学社会安全部 防災情報研究室 
★ 賞状(表彰理由) 

2017
●賞状(表彰理由) 
写真
受賞記念講演
社会的功績 「「沈黙の駿河湾・東海地震説40年」など 長年にわたる地震報道」
静岡新聞社

2016
●賞状(表彰理由) 
写真
受賞記念講演
 

 
社会的功績 「巡回ワークショップ『むすび塾』」
河北新報社
「避難所運営ゲーム『HUG」』開発・普及」
倉野 康彦

2015
●賞状(表彰理由) 
写真
受賞記念講演
 
学術的功績 矢守 克也  
京都大学防災研究所

2014
●賞状(表彰理由) 
写真
受賞記念講演
 
社会的功績 「災害情報研究の進展を支える社会調査」
株式会社サーベイリサーチセンター
2013
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体) 
 
「追悼特集"忘れない"」
岩手日報社
「古文書が語る巨大津波」
朝日放送報道局 
特別功績 御礼 日本災害情報学会
中村 信郎  氏
2012
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体) 
「学校安否情報」
ニッポン放送
「通れた道路マップ」
NPO法人防災推進機構、本田技研工業株式会社、NPO法人ITS Japan
2011
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
学術的功績
(個人)
片田 敏孝  
群馬大学広域首都圏防災研究センター長、大学院工学研究科社会環境デザイン工学教授 
2010
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体) 
「FMながおか」
 長岡移動電話システム
「FM-salus」
横浜コミュニティ放送
学術的功績
(個人)
北原 糸子  
立命館大学歴史都市防災センター教授
神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター主任研究員
2009
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体) 
「ビジュアル版幸せ運ぼう制作委員会」
神戸市、神戸市教育委員会、神戸大学、読売新聞大阪本社、読売テレビ放送
「マスメディアと研究者のための地震災害に関する懇話会(Network for Saving Lives)」
中部圏のメディア、研究機関、行政機関などに所属する方々が多数参加
学術的功績
(個人)
牛山 素行  
静岡大学防災総合センター准教授
2008
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体) 
「ネットワーク1・17」
毎日放送ラジオ局
「災害用伝言サービス」
電気通信事業者協会 安全・信頼性協議会所属8通信事業者(NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクグループ、イー・モバイル、ウィルコム)
2007
賞状(表彰理由)
写真
受賞記念講演
社会的功績
(団体)
「ラジオ・ライフラインネットワーク」
在京ラジオ災害情報担当者会議 (NHKラジオ、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本、エフエム東京、J-WAVE)

学術的功績
(個人)

小山 真人  
静岡大学教育学部教授
関谷 直也  
東洋大学社会学部講師

『廣井賞』とは

 故廣井脩先生は、東京大学新聞研究所・社会情報研究所・大学院 情報学環教授として、わが国における災害情報研究の礎を築き、災害情報にかかわる学者・研究者、行政職員、マスコミ関係者、ライフライン事業者をはじめとする民間企業防災担当者など各界の有為な人材が横断的に集う日本災害情報学会を、1999年4月に創立しました。
 先生は、日本災害情報学会の初代会長に就任し、実践的な防災研究の普及・発展に幅広く精力的に活躍し、日本の社会科学的アプローチによる防災・減災対策に多大な功績を残しました。
 日本災害情報学会は、先生の御遺族から学会振興の一助にと、ご寄付をいただいたのを機に、それを基金に、先生の社会的功労を偲び、学術的功績を讃え、志 を後世へ伝えるための記念事業として、広く災害情報分野に優れた貢献をした個人または団体等に対し、毎年『廣井賞』を授与することとしました。毎年の学会大会などの際には、参加された方々から多くの募金もいただいています。

 廣井 脩(ひろい おさむ)
【経歴】  
1946年9月7日
群馬県沼田市に生まれる
1975年3月31日 東京大学大学院社会学研究科社会学専門課程博士課程修了
1975年4月1日
東京大学新聞研究所助手
1980年4月1日
東京大学新聞研究所助教授
1992年4月1日 東京大学社会情報研究所教授
1999年4月1日
東京大学社会情報研究所長
2004年4月1日
東京大学大学院情報学環教授
2006年4月15日 ガンのため永眠

【受賞歴】
 
2002年5月3日 兵庫県防災功労者賞
2004年9月10日 内閣府防災功労者賞
2005年3月10日 赤木賞
2006年4月15日 従四位 瑞寶中綬章


以上(2012.2改訂)















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